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子ども樹木博士in植物園

11月7日(日)、朝のうちは少し冷え込みましたが、認定会の始まる頃には大分暖まり、元気な子ども達の声が聞こえ、朝の寒さで子ども達の出足は?と心配しましたが一安心しました。

受付時間には地元の那珂市や水戸市、遠くは守谷市からの子ども達が申し込み、そして子ども達の“早く!はやく!”の声に尻を叩かれ10時ちょうどから認定会を開始しました。

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今日は小学校低学年の子どもが多かったので、1グループの人員を少なく、参加者を3班に編成しました。1班は高橋先生、2班は杉山先生、3班は報告者林が担当し、コースを回りながら樹木の解説をしました。あらかじめ子ども達や保護者の方々には樹木の写真入りのメモ用紙を渡してあり、各担当の先生の話を熱心に書き込んでいました。

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高橋先生は得意なジェスチャー入りの解説、杉山先生は真面目に一つひとつ手にとっての話しに子ども達や父兄は大喜びでした。林の担当には小学1年生がいて、平仮名を教えながらの認定会でしたが大層喜んでもらえました。

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解説と試験のコース回りの終了後に、コナラ、クヌギそしてスダジイの木の下でドングリを探しました。でも昨年のものばかりで、今年街へ熊が進入(散歩?)したのはドングリの不作によるものと納得できました。そんなことでドングリの根だしも少なく、なかでもスダジイのドングリはほとんど見当たらず、拾ったドングリは全て虫食いのものばかりでした。

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認定会のルールは20種類の樹木の解説をして15種類の名前を回答することにしましたが、その結果は参加者全員が15問全正解!素晴らしく優秀な成績でした。これはメモ用紙に樹木の写真が入った効果と思われます。そして最後に認定書の授与と記念の参加賞に子ども達、保護者も含めて全員ニコニコ顔で無事に終了しました。

最後に、参加した保護者から“楽しい!はじめて知った!”の喜びの声に、今後大人向けの樹木博士を実施することも良いのではないかとの話がありました。

報告者 林 聰一郎

最終更新日:2010年11月27日
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