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[筑波山の森で真夏の昆虫を探そう]実施報告

筑波ふれあいの里で真夏の昆虫を探す観察会を7月28日に実施しました。

梅雨明け後の猛暑の中、朝早くから参加者の皆様にお集まりいただき、参加者10名と秋山昌範先生と森林インストラクター会員7名のガイドにより、ふれあいの里の変化に富んだ林内で真夏に活動する昆虫など生きものたちを探し、発見し名前をおぼえる楽しい観察会でした。

筑波山の標高300メートル付近で、朝9時には気温30°Cに達していましたが、皆さん元気良く参加され、30分遅れで開始しました。

最初に受付場所の上にいたクモの名前から始まり、営巣をやめたキイロスズメバチの巣を秋山さんが説明しました。次にエノキのある林内ヘ行き、各種の昆虫探しとエノキに残された「オオムラサキ」のサナギ抜け殻を葉の裏に観察、横にあるエゴノキの「エゴツルクビオトシブミ」の揺藍探し、草地でまだ幼生のバッタ類を見つけては虫カゴに入れ、オニヤンマ狙いの子供がゲットし大喜び、ニホントカゲを見つけペットのように可愛がる女子やヤマアカガエルも発見。その後、沢の流れで「ミヤマカワトンボ」を見つけ説明を受け、途中一瞬、「タマムシ」の飛翔を確認しながら、次のコースのハンノキ林付近に移動。夕方活動するミドリシジミチョウの話を聞き、オオシオカラやシオカラトンボを捕らえ、違いや見分け方などを教わりました。

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ジャノメチョウは図鑑を確認して納得。その後、クヌギ林にカブトムシやクワガタムシを探しましたが、樹液がでているクヌギが見つからないため、樹皮や朽木や土壌の中に目を向け探し始めました。オオゴキブリやタマゴタケ等も観察でき、参加者全員の目でさがしたので昆虫類だけで49種類とその他の生きものたち11種類を加え、短時間で60種類に出会えました。まだ小さいバッタ・イナゴ類やカマキリ等はこれから大きくなるのが楽しみです。

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途中、数回木陰(約27〜28°C)で休憩と水分補給をし、熱中症対策もしながら約2時間の昆虫探しを終えました。冷房の効いた施設内で休憩後、虫カゴをみたり、思いだしたりしながら、秋山先生が確認し、ホワイトボードに発見し、出会えた生きものの名前を書き出しまとめました。

シールに探した生きものの名前を記入して、発見した場所の地図に貼り付け後、子供たちに探せて一番良かった生きものの感想を発表してもらい終了とした楽しい観察会でした。

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最終更新日:2012年8月13日
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