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トピックス

「御前山観察会」実施報告書

2025年5月5日
文:村田誠

1. 場所:城里町・御前山

2. 日時:2025年4月26日(土)9:30~14:00

3. 参加者:29名:(一般22名、会員6名、P会員1名)

4. コース:道の駅「かつら」河川敷駐車場→東登山口→鐘撞堂跡→西登山口→駐車場

5. 感想:

ゴールデンウイークを間近に控えたこの日、1年ぶりの「道の駅かつら」は、移転のための工事が始まっていた。

地元の人に話を聞くと、那珂川にかかる那珂川大橋の架替のため「道の駅かつら」が移転することになったようだ。

現在の場所からすぐ隣に移るだけだが、2019年の台風19号により発生した水害対策として、盛土した土地にリニューアルした道の駅を26年5月オープン予定とのこと。

御前山東登山口に向かい、いつものコースを歩く。

登山口に入り、花期を終えつつあるニリンソウやハルトラノオなどを観察し、つづら折りの登山道を上に向かう。

登りきると東屋があり、ここから先はほぼ平坦な道となる。

ミミガタテンナンショウやギンリョウソウ、御前山城の山城遺構と言われる土塁や堀切などを観察。

道をふさぐように横たわる倒木、ナラ枯れ対策を施したコナラの木を確認した。

ナラ枯れの被害は、ここ御前山では初めて見るもので、その被害木の多さに驚いた。

鐘つき堂で昼食をとり、西登山口に向かう。

沢道では、毎年律儀に花を咲かせているタチガシワに出会う。道の両側に生育し比較的希少な植物だが、地味な植物で目を留める人は少ないだろう。

森の中のヤマツツジは新緑の中に鮮やかに咲き誇っていた。

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東登山口 新緑に映えるヤマツツジ 明治時代に植林されたケヤキ保存林
東登山口 新緑に映えるヤマツツジ 明治時代に植林されたケヤキ保存林
最終更新日:2025年5月5日
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