筑波山観察会報告書
2025年10月3日
報告者:山口良行 石黒信治
筑波山観察会は、昨年、10月中旬に実施したが、今年は9月末となった。観察日が早まった為、昨年見られなかった花を見ることが出来た。この季節は、観察地の広根場林道草刈作業が前後する為、刈られてしまう野草もある。アクセスが良く野草種類も多い林道であるので、観察者も多く居る様である。今回も3組ぐらいの観察者とすれ違った。
1. 場所:筑波山広根場林道
2. 日時:9月27日(日)9:30~12:45 天気:晴れ 事前調査:9月21日
3. ルート:つつじヶ丘駐車場(トイレ前)⇒広根場林道⇒仙郷林道合流地点⇒広根場林道(昼食)⇒つつじヶ丘駐車場(トイレ前)
4. 参加者:8名、事前調査1名
5. 観察植物(主なもの)
木本類:タマアジサイ花枯、ガマズミ実、アブラチャン実(株立ちする)、ノイバラ実、アケビ実
草本類:ヤブマメ花、オナモミ実、ハキダメソウ花、キンミズヒキ花、キバナアキギリ花、ヤクシソウ花、ヒメジソ花、ジャコウソウ花、アズマレイジンソウ花、マツカゼソウ花、シロヨメナ花、コメナモミ花、ユウガギク花、オオオナモミ、ノササゲ花実、オニドコロ、アケボノソウ蕾、ミズタマソウ花、アキノウナギツカミ花、カラスノゴマ花、ママコノシリヌグイ花、コアカソ、ツルニンジン花(ジイソブ)、ツリフネソウ花実、ツルニガクサ花、ヒヨドリバナ花、アケボノソウ蕾、ミヤマウズラ花、ダイコンソウ花、ゲンノショウコ花、サラシナショウマ、シュウブンソウ、オオナルコユリ実、イヌコウジュ、ハナタデ花
カヤツリグサ科:アオスゲ、ナキリスゲ、ヒメゴウソ
シダ類:イヌガンソク、ヒメシダ
キノコ類:タマゴタケ
6. 感想など:
今回の観察会では、アケボノソウ蕾のみで花を見ることが出来なかった。一方、昨年見られなかったジャコウソウ花は、昨年より2周間早かった為、花を見ることが出来た。同様に、昨年ノササゲは、実しか見られなかったが、今回は花、実を確認できた。今年の夏は、35℃を超える日々が続いたが野草は時期が来るときちんと咲くようである。ツリフネソウの実かはじけること、ユウガギク葉がツルツルしていることを改めて確認した。 以上
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ジャコウソウ花 | ノササゲ花実 | 観察会参加者 |
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